
選手契約解除に合意
2008年5月9日
ボクシングの協栄ジムと亀田興毅、大毅との間で結ばれていた選手契約が9日、正式に解除された。
この日、協栄ジムの金平桂一郎会長が東京・水道橋の日本ボクシングコミッションを訪れ、選手契約解除の合意書に捺印した。
この合意書に東日本ボクシング協会の大橋秀行会長が立会人として捺印。そして亀田プロモーションが合意書に捺印したことで選手契約解除が成立した。
合意書に捺印後、会見を行った金平会長は、契約解除にあたり亀田プロモーションとの直接交渉がなかったことを明言。契約解除合意書の内容に関しては明言を避けながら、現在の心境を語った。
「これから先の話において(亀田側と)話すことはありません。移籍金も含めて契約の内容を話すことは出来ません。うちも世界チャンピオンを抱えていますので、しゅくしゅくとやっていきます。(契約解除にあたり)私は円満だと思っています」と話した。
また一方で、協栄ジムに所属するWBA世界フライ級王者・坂田健史と亀田興毅の対戦の可能性に関しては前向きなコメントをした。
「興毅はWBAのランク1位の選手ですから対戦相手の有力な候補となります。でも今すぐにということはないです」とプロモーターとしての見解を述べた。
この日、立会人として合意書に捺印した東日本ボクシング協会の大橋秀行会長は
「滞りなく無事に終了しました。(契約解除は)協栄ジムと亀田兄弟にとって結果的に良かったと思います。亀田兄弟の今後のことは移籍するにも独立するにも早急に決めなければならない」と率直な意見を述べた。
契約解除にあたり亀田興毅は、
「この度、協栄ジムを離れることになり、ボクシング関係者の方々、及びファンの皆様には大変お騒がせしたことをお詫び申し上げます。これまで3年間、協栄ジムには本当にお世話になり、夢の第一歩である世界チャンピオンになることが出来ました。
感謝の気持ちでいっぱいです。今後は、亀田家の更なる大きな夢に向かって頑張っていきたいと思います。これからもご声援のほど、宜しくお願い致します」とファックスを通じてマスコミに心境を明かした。