
興毅・大毅メキシコへ出発
2008年5月11日
9日付けで協栄ジムと選手契約を解除した亀田興毅と大毅が11日、合宿先のメキシコに出発した。出発に先立って興毅が成田空港で会見を行い、現在の心境と今後の活動に関して語った。
会見の冒頭でまず興毅は今後の活動に関して言及した。「リングは海外にもあるし、リングに上がれるところに向かっていくだけ。3階級制覇の目標は変わらんし、これからもどこに行ってもその目標が変わることはない。当たって砕けろの気持ちでいく」と海外進出を視野に入れていることを明かした。
今回のメキシコ遠征は、17日に行われるWBA、WBC世界スーパーライ級王座統一戦の前座にエキシビションとしてリングに上がる和毅の応援もかねている。興毅は今遠征中にメキシコで試合をする予定がないことを明かし、長期的な遠征になることを示唆した。日本国内でほとんど練習が出来なかったため、メキシコではより実践的なスパーリングを予定しているという。
また帯同する大毅に関しては「大毅は体がなまってるから練習させる。鍛え直したる」と笑顔で語った。
注目される次戦に関して興毅は「いきなり試合は厳しい」と前置きした上で「6月ぐらいにやりたい」と早期の復帰を希望した。
また協栄ジムを離れたことで対戦可能となったWBA世界フライ級王者の坂田健史(協栄)との対戦に関しては「今すぐはないけど、(WBAとWBC)2つ出来るようになったから楽しみや」と選択肢が増えたことを素直に喜んだ。