
和毅勝利!
2008年5月19日
メキシコに遠征中の亀田和毅が17日(日本時間18日)、メキシコ・ドゥランゴで行われたWBA・WBC世界スーパーフライ級王座統一戦の前座に出場し、ヘスス・レイジェス(15)(メキシコ)を3―0の判定で破った。3回に右からの左ストレートでスタンディングダウンを奪い、レイジェスを寄せ付けず完勝した。
この日の対戦相手のレイジェスは、37戦30勝(17RSC・KO)7敗の強豪。プロの世界戦の前座で初めて正式な試合を行った和毅だったが、1回から冷静さを失わず持ち前のスピードで主導権を握った。相手の入り際に合わせての左フック、右アッパーを的確に決めポイントを奪取。ワンツー、コンビネーションも冴え、優位に試合を進めた。
2回に入るとさらにスピードが増し、コンビネーションをレイジェスの顔面にたたき込んだ。中盤から打ち合いとなり、和毅は手数とパンチの正確性で相手を上回った。
そして最終3回、疲れのみえるレイジェスは、頭から和毅に突っ込む場面が増え、もみあいが続いた。だが和毅が右からの左ストレートを打ち込むと、レイジェスの上体が大きくそれスタンディングダウンとなった。ダウンを奪った後、攻勢を強めた和毅だったが、結局KOはならず、判定勝利となった。