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興毅WBAインターコンチネンタルフライ級王座獲得!

2008年8月31日

WBA世界フライ級1位、WBC世界フライ級3位の亀田興毅が30日(日本時間31日)、メキシコ・ヌエボ・レオン州モンテレイで元メキシコフライ級王者サルバドール・モンテス(メキシコ)を相手にWBAインターコンチネンタルフライ級王座決定戦を行い、3−0の大差判定で王座を獲得した。日本人選手が同王座を獲得したのは史上初。



興毅は序盤、ファイタータイプのモンテスに対して右ジャブを有効に活用し、試合を進めていった。モンテスの左右のロングフックに左カウンターを合わせ、試合を支配した。中盤に入るとボディーにパンチを集め、スタミナを奪いにかかった。ただ興毅のボディー攻撃を受けたモンテスが、頭を低く下げる場面が多くなり、バッティングを繰り返すようになった。一方的な展開ながら、興毅はバッティングで9回に左まゆ下、10回に右まゆ下をカット。出血はさほど激しいものではなかったが、両まゆ下をカットする流血戦となった。それでも興毅は冷静に試合を進め、最終12回には連打で相手をニュートラルコーナーに追い詰めダウン寸前まで追い込んだ。結局、ダウンは奪えなかったが、2人のジャッジが119−107、残る1人が118−108とし、大差判定勝利となった。



最大12ポイント差をつけての勝利に興毅は「内容的には良かった。12ラウンドを想定して試合を進めたから。12ラウンド、落ち着いて冷静にいけた。お客さんが喜んでくれたのがうれしい。12ラウンド戦えたことが一番の収穫。課題はたくさんあるけど、敵地の中でこれだけの大差で勝つことが出来て自信になった。12ラウンドスタミナが切れなかったことも自信になった」と試合を振り返った。


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