
興毅・大毅 前日計量
2009年3月3日
WBA世界フライ級1位・亀田興毅とWBC世界フライ級17位・亀田大毅が3日、東京・水道橋の後楽園ホールで計量を行い、51・5キロの契約体重の興毅は51・2キロ、52・0キロの契約体重の大毅は52・0キロでパスした。
興毅の対戦相手のドローレス・ビダル(メキシコ)は50・6キロ、大毅の対戦相手のワンディ・シンワンチャー(タイ)は51・6キロでパスした。
今回の興行のテーマは「亀田流チェンジ!」で、この日は興毅、大毅それぞれオバマ米国大統領のTシャツを着て会場入り。この試合に備えて140ラウンドのスパーリングを行った興毅は「久しぶりの試合で楽しみ。緊張するな。でも応援してくれる人が、亀田を応援して良かったと思えるような試合をしたい。最近は様子を見ることが多かったから前半からテンションを上げていく」と意気込みを語った。
また今回、新たな減量法を取り入れたとい興毅は「一気に落としたからしんどかった。久々の減量やし。試合までに55キロに戻したい。今までの最高が54キロぐらい。データ的に55キロの時が一番調子がええから目標は55キロやな」と話した。
世界2階級制覇の強豪ワンディと対戦する大毅は「仕上がりはいつも通り。(コンディションは)結構いいと思う。練習してきたこと、自分の力を出せれば勝てると思う。勝って世界ランク入りが出来ればいい。ワンディはキャリアもあるし、何かを持った選手。正直強い。KOはやってみないと分からないけど、判定でも内容が良ければええ」と気負うことなく必勝を誓った。
一方のワンディは「日本には何度も来ているので慣れている。私は100%の状態。大毅は若くて力のある選手。でも私にはキャリアがある。それは明日の試合を見れば分かる。強い者が勝つ。私は3階級制覇を狙っていますから」と元世界王者のプライドをのぞかせた。




