
和毅5戦連続KO勝利!
2009年3月15日
メキシコに遠征中の亀田和毅が14日(日本時間15日)、メキシコ・コアウィラ州トレオン市のコリセオ・センテナリオでバンタム級4回戦を行い、アンドレス・トーレス(23)=メキシコ=を2回1分38秒TKOで下した。
和毅はこれでデビューしてから5連続KOとなった。

「闘牛のようにアグレッシブに出ていく!」
試合前の公言通り、和毅は立ち上がりから積極的に前に出て攻撃した。相手との距離を詰め、接近戦に持ち込むとラウンド終盤にはフック、ストレートが顔面を捕らえ始めた。長身のトーレスはジャブを出しながら、和毅との距離を取ろうとしたが、和毅のプレッシャーに対し徐々に後退していった。和毅は固いガードから重いパンチを連発し、左ボディでトーレスのバランスを崩した。

2ラウンドは、ボディ攻撃でダメージを負うトーレスに対し、右ボディ一発でダウンを奪った。トーレスは何とか立ち上がったが、その後も和毅は攻撃の手をゆるめず、左右のボディ連打をたたき込んだ。最後は右ストレートからの左フックがクリーンヒットしたところで、レフェリーが試合をストップし、TKO勝利となった。

この日の課題だった「アグレッシブ」を積極的な試合運びで実践した和毅は
「自分では今日の試合が今までのキャリアの中で一番良かった。アグレッシブに攻撃できたと思うし、練習してきたボディの連打も出せた。そして、自分のパンチ力がアップしていることも実感できた。
会場に来ていた関係者、ボクシングファンにもアピールできたと思う。次の試合では新たな課題を見つけて、またレベルアップしたい。年内中のタイトル獲得が目標だから、まだまだ練習しなければいけないことがたくさんある」と笑顔で試合を振り返った。



