
大毅 クアドロスにKO勝利!!
2009年8月30日
WBA世界フライ級11位・亀田大毅が30日、大阪府立体育館でノンタイト
ル10回戦を行い、ホセ・アルベルト・クアドロス(メキシコ)を4回30秒KOで下し、世界前哨戦を飾った。
大毅は10月6日に大阪市中央体育館でWBA世界フライ級王者デンカオセーン(タイ)に挑戦する。
プロになって初めての大阪での試合で進化ぶりを見せた。
1回、ガードを固めながらクアドロスにプレッシャーをかけていった。ジリジリとプレスをかけ、いきなりの左フックを顔面にたたき込んだ。
2回には左フック、左ボディーでペースをつかみ、右フックでクアドロスをのけぞらした。
3回は左ボディーを徹底的にたたき込み、クアドロスのスタミナを徐々に奪っていった。
一方的な展開となった4回、ニュートラルコーナーに追い込んだ大毅は左ボディーからの連打を放ちダウンを奪った。
クアドロスはコーナー下にうずくまりそのままカウントアウト。豪快なKO劇で世界前哨戦をクリアした。
地元大阪で大きく成長した姿を見せた大毅は「今日は2ラウンドぐらいで相手が右ストレートが得意なのが分かった。
ただ相手があまりパンチを出してこなかったから難しい試合だった。1ラウンドの左フックが一番手応えがあった。
3ラウンドの右も手応えがあったな。次に世界戦が決まってる中でリングに上がってKO出来たことが一番の収穫だった」と笑顔で語った。
次戦はいよいよ2度目の世界戦。再び大阪に戻ってWBA王者デンカオセーンに挑戦する。
「デンカオセーンはスタミナのある選手やない。俺も減量があるからスタミナは危ない。前半勝負やな。根性でいかなアカン。
根性でベルトを取る。大阪でベルトを巻きたい」と世界王座奪取へ向けて意気込みを見せた。



